diary
今回の活動は『SST「イライラメーター」』です。普段イラッとしたことや怒りたくなったことを0~50の数字カードを用いて数値で表現することで、「自分の気持ちの限界に気付く」こと、「他人との感じ方の違いに気付く」ことの理解、そして「自分なりのアンガーマネジメント方法について考えて実践する」ことを目的として実施しました。
まずは職員が用意したシチュエーションについて自分なりの考えを深めていきます。今回は「自分が遊んでいるおもちゃを勝手に取られた」「友達にうそをつかれた」など児童たちも遭遇する可能性がある状況を用意しました。児童たちからは「この前全く同じ状況あった!」と強い共感を示す児童もいれば、「えっと…これってどういう状況?」と首を傾げる児童もいました。
そんな時は状況を理解している児童が「これって○○がこうで…」とわかりやすく説明をしていました。このような形で助け合いが見られることもクローバーのいい所です。
数秒考えた後、直感で数字カードを上げます。児童によっては低い数字を上げる児童もいれば、かなり高い数字を上げる児童もいます。職員からこの数字のように【同じ状況でも感じ方がそれぞれ違う】ことを共有した後、理由やその時に自分ならどう感じるかを発表しました。同じような理由であっても内容には細かい違いがありましたね。
その後は使用したシチュエーションを参考に、最近イラっとしたことについてみんなで発表しあいました。登校中や学校生活などでふと出くわした出来事や、長らく感じていたことなど心の中で感じていた内容について言語化していきます。
最後に、「自分なりのクールダウン方法」について話し合っていきます。「クールダウン(カームダウン)」は、自分の気持ちを自分でコントロールするために必要な技術の一つで、深呼吸などを行って自分で自分を落ち着けることです。
「クールダウン」と聞いてすぐにイメージができていた児童達。普段やっていることでいいよと職員が補足し、自分なりの方法について発表していきます。【部屋を移動して好きな事をする】【寝る】【何か集中できることをする】などが挙がり、細かい違いについては児童がそれぞれ意見を発表しました。
そんな中、「あまりイラつくことがない」と意見を伝えてくれた児童もいました。「もし~な状況になったら〇〇さんはどう思うだろう?」と身近な話に置き換えて話していきました。職員が風船を膨らませるなどの他のクールダウン方法について紹介すると「だとこういう方法も考えられるね!」と考えを広げていましたね(*^^*)
「怒り」という感情は自分の身を守る感情ですが、その反面怒りの感じ方や我慢できるレベルについて個人差が大きく、自分は気にしなくても相手が深く傷ついていた、という状況も考えられます。普段の何気ない言葉や行動であっても相手に嫌な気持ちを抱かせることを気づきましたね。
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